工芸品といえば「手作りで丈夫」なイメージがある方も多いかも知れませんが、
まさにその通りで、大切に使えば一生使うことができるものも多いのが工芸品です。
中でも今回は、「使うごとに手馴染みが良くなったり、見た目の変化があり長く使うほど魅力が増す工芸品」をご紹介します!
経年変化する工芸品
金工品
「金工品とは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、答えはシンプルで、金属製の工芸品です。
金工品の中でも特に以下の素材の工芸品は経年変化をより楽しむことができます。
- 鉄
- 銅
- 真鍮
鉄
鉄はフライパンや南部鉄器の急須が有名ですが、「育てる」という表現がされるほど、使い続けることで見た目だけでなく機能的にも良くなっていく特徴を持っています。
鉄のフライパンは適切な方法で使い続けると油膜ができるのでどんどん焦げ付きにくく、さらに美味しく調理できるようになります。
南部鉄器の急須は、使うことで水に鉄分がより溶け出すようになり、お湯の味をどんどんまろやかにしてくれます。
銅
銅は日用品だと、やかんやお鍋などが有名です。
殺菌効果が高く、熱伝導性が高いのでお料理には時短・安全面で、とても心強い味方です。
銅は酸化により色が変わりやすく、使い込むごとに見た目の変化がわかりやすく楽しむことができます。
初めての方は見た目の変化に対し「劣化してきた」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
銅は見た目の変化に対して機能性は劣らず、長く長く使い続けられるのが特徴です。
真鍮
真鍮は汎用性が高く、アクセサリーや時計、金管楽器から財布についているスナップボタンなどと幅広く使用されています。
真鍮の経年変化は主に見た目の変化が大きく、ピカピカ光っていた金属からくすんだ色へと変わっていきます。
いわゆる「アンティーク調」の色へと変化するのです。
磨けば元に戻るという特徴を持ちつつも、経年変化した色はレトロな雰囲気で一層味があり可愛いので、ぜひ楽しんでほしいです。
竹細工
竹細工も経年変化によって美しい変化を見せてくれる工芸品の一つです。
竹は色の変化を楽しむことができます。
竹の種類や加工方法によっても異なりますが、緑色の竹は白っぽい茶色へと、湯ぬきや油抜きをした白っぽい竹細工は飴色へと変化していきます。
見た目の変化に対し機能は劣らず、大切に使えば一生使うことだってできるのが竹細工です。
木工品
木は時間が経つと、竹と同じで色が濃くなるのかな?と思っていましたが、種類によって濃くなったり、明るい色に変化したりするのが面白いポイントです。
さらに、ヒノキなどの一部の種類では、伐採直後よりも伐採後しばらく経った方が木の水分が抜けてより硬く強く、丈夫な木材になるという特徴を持っています。
革製品
「エイジング」の代表と言っても過言ではない、革製品。
見た目は色が濃くなっていくのみならず艶が出てき、肌触りはより柔らかくなっていきます。
革靴は足に馴染み、より快適になるし、バッグや財布は使い込むごとに唯一無二のバッグや財布に変化します。
私が個人的に好きなのはトラベラーズノートなどの革のノートカバー。
エイジングすると、大したこと書いていないノートでも(笑)、すごい知的で上品なノートに見えるからです。
漆器
漆は塗った直後は黒っぽい色をしていますが、経年変化によって鮮やかで明るい色になるのが特徴です。
艶も増すので、購入時とは違った印象の器に変化していくのがとても面白く、漆器を買う醍醐味の一つかもしれません。
とても長持ちする漆器ですが、漆の塗り直しを行うことでさらに長く使うことができます。
「初めての一生モノ」には、まずは何がおすすめ?
「初めての一生モノ」ということで、初心者にも優しく簡単に経年変化を楽しめるよう、「扱いやすさ」を重視しておすすめしたいと思います!
おすすめ①真鍮の金工品
真鍮製品の中でも、時計やアクセサリートレイなどの装飾品がおすすめです。
金属は水などに触れると錆びたり、手入れに少し手間がかかるものが多い中で、真鍮の装飾品なら飾っておくだけで徐々に経年変化が見れるのでおすすめです!
しかも部屋の雰囲気を一気にシックにしてくれるという強みがあるのに、ホワイト基調でもブラック基調でも木目調でもどんな部屋にもマッチするという優れものなんです。
経年変化してくすみがかかっても部屋から浮くことがなく、少し大人っぽさがプラスされる雰囲気に虜になること間違いなしです。
私の個人的なイチオシ真鍮製の工芸品はこちらです↓
おすすめ②革製品
革製品も特にお手入れをせずとも綺麗に経年変化を見ることができる工芸品の一つです。
中にはクリームを塗ったりする必要があるものもありますが、財布やキーケースなどの小物は日常的に使用するだけでも綺麗にエイジングしていきます。
革製品は比較的短い期間で変化を見ることができるので楽しいですよね。
また、持ち主の生活の癖などが反映されやすく、自分だけのオンリーワンな経年変化を楽しむことができます。
私の個人的なイチオシ革製の工芸品はこちら!↓
☝️革の扇子です。ケースも本革製。新品も渋くて美しいですが、経年変化でかっこよさが増すこと間違いなしです。
☝️本当に革製品なの?と思うほどに繊細な模様とデザイン、柔らかい革が特徴。モダンなファッションにもマッチする優れもの。
おすすめ③木工品
木工品も比較的簡単に経年変化を楽しむことができる工芸品の一つです。
長い時間をかけて変化していくので、変化した頃には最初の状態を忘れてしまったりする場合も。
最初に写真を撮っておくなどすると、思い出した頃に比べてみて変化を楽しむことができます。
家具などは生活でついた傷も、あなたの人生の軌跡として愛で、楽しむことができます!
私のイチオシ木工品はこちら↓
☝️毎日使えるキッチン用品がおすすめです。木の温かい雰囲気がお好きな方なら、きっと薗部産業さんや四十沢木材工芸さんのほっこりとして雰囲気が気に入るはず!

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